社長ブログ

大地震に備えた準備(2)2018.11.02

前回に続き、大地震に備えご自身で日頃からできる

ポイントについて、お話します。

備えとして「食料」を1週間程ストックするという

ことでしたが、今回は、その食料と合わせ必需品の

防災グッズと一緒に保存するキッチン収納について、

お届けします。

■災害発生1週間をサポートする防災グッズ

数あるグッズの中でも必需品は「カセットコンロ」。

過去の被災者の多くは、避難生活で“温かいもの”が

食べたかったそうです。

大規模な災害直後は、ほぼ確実に電気やガスが止まり

ます。そんな時こそ、カセットコンロは重宝します。

普段から鍋を囲む時の為にカセットコンロを準備され

ているご家庭も多いと思います。食材を買い足す際に

カセットボンベを少し多めに備えておくと便利ですね。

■キッチンの収納計画を考える時は食材の保存場所や

家事動線も意識する

システムキッチンやパントリー、カップボードなど、

キッチン廻りの収納を考える時は、最初に鍋やまな板

など台所用品の収納を考えてしまいがちです。

しかし、忘れてはいけないのが食材のストック場所と

冷蔵庫・シンク・コンロの位置。

賃貸住宅などでは配置は選べませんが、新しい住宅を

考える時は、その点も考えて計画されることをお勧め

します。食材ストック用のスペースを少し多めに確保

しながら冷蔵庫・シンク・コンロの配置(家事導線)は

極力変えないようにすること。

非常時はもちろんですが、普段でも、体が覚えている

「手続き記憶」は、しっかり覚えてしまえばなかなか

忘れることはありません。非常時は特に「手続き記憶」

によって自然に身体が動くものですから、頻繁に食材

のストック場所を変更したりせずに、定位置を決めて

おきましょう。そうすることで万一の時にも安心です。

次囘は、キッチン周りの収納計画を更に詳しくお伝え

していきます。