社長ブログ

リフォームか建て替えを検討している方へ2018.05.15

先日、リフォームか建て替えかで悩んでいる方のところに

家屋調査に行ってきました。

主な調査結果は以下の通りです。

築50年の木造2階建て。しっかりメンテナンスがされて

いる家で、一見、そんなには古く見えない家です。しかし、

よく見ると外壁のいたるところにクラックがありました。

内部の間取りを確認すると、昔の家にありがちなのですが、

南面に大きな窓がいくつも並び、いかにも家を支える壁の

面積が足りないように思いました。伴いサッシの開け閉め、

内部ドアの歪みもその原因なのだろうと推察できました。

また、築50年の家なので基礎も無筋でネズミや白蟻など

の被害も見られ、洗面脱衣室以外にもリビングや洋室床の

きしみもありました。

2階に大きなバルコニーを後付けで増設したことが原因で、

1階南面の室内の天井には雨漏りの跡も多数見られました。

調査結果を基に3階建て23坪の新築した場合の一般的な

概算見積り本体価格は、1800万円、水廻り、間取りの

変更を加えリフォームした場合の概算見積り1300万円

をご提案しましたが、最終的な選択はまだです。

では、どこに選択のポイントはあるのでしょうか?

判定ポイントをいくつかを列挙します。

●構造補強に掛かる費用
●現在の住まいの不満点が一部か、全てか
●資金はどのくらいあるのか
●資金を使うことによる今後の生活の見通し
●この家を継承する人はいるのか
●この家に永住する覚悟でいるのか
●将来、増改築や売却などの可能性の有無

当社では、予算はもちろんのこと置かれている環境や家族

の背景、生涯設計についても伺い、きちんと判断した上で

アドバイスをさせていただきます。

千差万別、人それぞれで、例え同一条件だとしても判断は

変わってきます。長い将来を見つめ、信頼できる人と相談

されることをお勧めします。