社長ブログ

建築のあれこれ「将来を考えての家づくり(6)」2018.03.30

今回は、一見無駄に思える遊びの空間の必要性について

考えてみましょう。

昔の家には「遊びの空間」がありました。

廊下を走ったりして両親に叱られた記憶はないですか?

また、屋根裏、縁の下、納戸が隠れ場だったり・・・

子どもなりに工夫して、いろいろな場所を遊び場にして

いたんです。

それに比べて今の家は?

限られた予算、限られた広さの中では、そういう遊びの

空間が後まわしになってしまいました。

「いかにたくさん部屋を造るか?」

「いかに収納スペースを確保するか?」

どうしてもそれらが優先され、子どもの遊ぶ場所が削ら

れてしまいます。

遊びの空間は無駄なように思われがちですが、子どもの

成長にとって非常に重要で、それは大人も同じだと思い

ます。

一見無駄な空間。例えば、床の間とか廊下や縁側など。

これらは、やはり精神的なゆとりを育む場所ではありま

せんか?

なんのために家を建てるのか?よく考えてみて下さい。

「家を建てること」が目的ではないですよね?

「健康で、家族が揃って楽しい生活する」

そのために、家を建てるんじゃないですか?

それを考えた家づくりをしてください。

家そのものに焦点を当てると、きっと後悔することに

なりますのでご注意を!!