社長ブログ

建築のあれこれ「省エネ住宅が、カビだらけに・・・」2017.04.26

冷暖房エネルギーを半分にできるという謳い文句につられて

省エネ仕様にした家が、梅雨時カビだらけになってしまった、

という事例があります。

こういう住宅は、断熱材を厚くしたり開口部を二重サッシや

複層ガラスにしたりすることで高断熱化をはかっています。

更に、高気密化といって、構造上できる隙間を気密シートで

張りめぐらし、テープなどで塞ぎます。これらの処理により、

隙間から出入りする熱は抑えられます。

が、ここで注意しなければならないのが「換気」と「通風」

日本には四季がありますが、家づくりでは春・梅雨・夏・秋

そして冬の5つの季節を想定することが大切です。

また、間取りを考える際、空気の動線も考えましょう。

風は入口と出口があって初めて通るものですから、この2つ

を確保してください。計画換気は重要です。

これにより、カビの発生率は大きく違ってきます。