社長ブログ

建築のあれこれ「大地震に備え、日頃からできること」2017.02.22

今回は、大地震に備えてご自身で日頃からできることを

簡単にまとめていきます。

まずは「食料」について。

◆日頃から食材を多めに買い、1週間の食料をストック

大地震が発生すると物流のルートにも影響がでます。

今回の熊本地震で注目すべきは、主要な幹線道路が

いち早く復旧したこと。食料はもちろん、生活必需品が

必要なときに常に手元にあるのは、24時間365日稼働し

続ける物流網があってこそです。

併せて今回の度重なる地震で被害規模が拡大する建物

以上にクローズアップされたのが、『水』・『食料』と

いった、日頃あたりまえに手配できているモノの供給が

止まってしまったこと。

『住まい』はもちろんですが、水や食料がなくては、

災害が発生した直後は無事だったとしても、救援の手が

届くまで生きていくことすらできません。

でも、味気ない非常食を備蓄していても賞味期限切れの

問題があったり、肝心なときに、非常食を取り出せない

可能性もありえます。

公的な支援物資はすぐ届かないかもしれませんし、店頭

でもアッとという間に商品がなくなってしまいます。

そこでおすすめなのは、日ごろから多めに食材を買って

用意をする【ローリングストック】。

日頃、食べ慣れた食材や食品等を多めに用意することで、

大災害が発生しても支援物資が届くまでしのげそうです。

おおよそ1週間分と聞くと、急にハードルが上がるように

思いがち。でも、冷蔵庫の中をはじめ台所まわりに目を

移せば、1週間分の備蓄可能とも考えることができます。

最初の3日間は、冷蔵庫のなかのものを食べるだけでも

しのげそうですね。そして次の3日間は、ストックして

いる保存がきく食材でまかないます。非常食というと

「気が付いたら、消費期限が大幅に過ぎていて全て廃棄」

といった失敗が起こりがち。

それ以降は、乾物や発酵食品等の保存食やインスタント

食品、フリーズドライ食品、チョコレートなどで乗り切る。

「食料」のストックする際に、気になるのが収納。

次号では、キッチン周りの収納計画についてお話します。