社長ブログ

「家庭内事故」・その42012.12.17

今回は「家庭内事故」の最も多い年齢層についてです。
家庭内事故死について、年齢別死亡者数の推移をみると
次のことがわかります。
 ①0歳から4歳では、年々死亡者数が減少している
 ②65歳以上では、年々死亡者数が増加している
 ③総数の中では、65歳以上の割合が圧倒的に多い
 
家庭内事故死のうち、4人に3人は「65歳以上の方」
でした。
この数字から判明するのは、それまでは問題なく生活が
出来ていた住宅内において、ヒートショックが原因となり、
特に高齢者に事故が発生するということです。
日本で「ヒートショック」が原因で亡くなる方は、年間で
交通事故を上回る14,000人以上いると言われており、
ここが家庭内事故の最も大きな問題点であることがわかり
ます。
ヒートショック事故を防ぐためには、家の中の温度差を
無くす、つまり温度のバリアフリー化が大切です。
それには、高気密・高断熱化がそれぞれバランスよく両立
させることがポイントになります。
これからは、だんだん「少子高齢化社会」に移行していく
のですから、家庭内事故数が増加していく傾向になるのは
間違いありません。
事故を防ぐためには、住宅内の温度バリアフリーが必須と
いっても、決して過言ではありません。
既存住宅にはエコ断熱リフォームがおすすめです。
    P1040169.JPG
    *写真は外断熱施工の1例です。   渡辺