社長ブログ

「家と病気の不思議な関係」最終回2010.12.31

「家と病気の不思議な関係」っていうのは、
今まで誰も言わなかった事ですが、気が付かなかったと
言った方が正しいかもしれません。
病気になったら、病院に行き治療を受ける。
当然、お医者さんは、住環境については何も聞かない。
しかし、その根本原因はほとんど家にあるかも知れない
のです。
家に使われてる建材であったり、間取りや住環境が原因で、
病気を引き起こしていることもあるんです。
以上いろいろと、病気と家の不思議な関係について話して
きました。
では、自分の健康を守り、病気になりにくくするためには、
どうすればいいか?
ある程度はお分かり頂けたと思います。
でも、それは家だけの問題ではないんです。
職場や学校の環境も同じに考えなければいけません。
1日の何時間かは、そこで生活するんですから。
間取りや環境は、気をつければ何とかなるんです。
でも、使われている「建材」となると、害のない製品を
探すのはかなり大変です。
それは、プロでも知らない場合が多いからなんです。
何故かと言うと、石油系の製品は安い、工事がしやすい、
そして見栄えがいい、等の利点がたくさんあるんです。
だから、曲がる、伸縮する、傷つきやすくて壊れやすい為
手間がかかる自然素材は敬遠されるんですね。
それで、ついつい使い易い材料を使ってしまう。
別に、その材料が悪いわけではありません。
今は、法規制もしっかりしていますが、ただ規制している
以外にも身体に害を与える薬品がまだあるのが現状です。
周りがみんな使ってると、当たり前に使ってしまう。
ましてや、新しく仕事に携わる人は、それが普通だと
思ってしまうのです。
悪いものを使っているという意識がない。
じゃあどうすればいいの?
それは、“業者の選び方”次第です。
施工業者にこういう知識がないとしたら・・・?
では、どうやって業者を選別するか。
まず、今回の話を代表者か担当者が共感してくれるか。
お施主様の命を預ってるという意識があるか。
そして、健康を考えた家づくりができるか。
でも、そんな業者は少ないかもしれません。
今までそういう観点で、業者を調べたことありますか?
相手はプロ。
だから、その人の話を鵜呑みにしてしまう。
これは業者に限らず、本もそうです。
本屋さんで売ってる本や住宅雑誌。
これらの中には、いかにももっともらしく書いてる本も
あります。
家はこういうふうにして建てないといけない。
こういう方法がいい。
いい家の基準はこれ、などなど。
でも、それを書いた人は、実際に自身が体験し、本当に、
大事な命を預ってると言う意識があるのでしょうか?
いろいろな情報が氾濫する中から、貴方が取り入れるべき
情報を選別して下さい。
そうすればきっと、満足のいく家作りが可能だと思います。
                     渡辺