社長ブログ

家を建てる段取り(8)2019.03.08

災害に強い家に住みたい

生涯の長い時間を過ごすことになる家です。

地震国とも言われる日本では、住宅に求められる耐震性は

非常に重要なものです。

阪神淡路大地震、東日本大地震や熊本地震では、数多くの

建物が倒壊し、そのほとんどが古い木造住宅でした。

しかし、そのことにより全国で耐震チェックや、より強い

建物をつくる運動が広がりました。

床・壁・柱・梁などをしっかり強くして、家の倒壊を防ぐ

「耐震」の他に、最近では、「制震」「免震」についての

研究が非常に進んできています。

「制震」は、柱と柱の間などに揺れを制御する装置を取り

付け、家の揺れをコントロールする技術です。

「免震」は、揺れを制御する装置が、家と基礎部分の間に

設置され、揺れが建物に伝わることを抑える技術です。

いずれも、日本の住宅には広く普及していますが、地震の

被害は家のつくりだけではなく、地盤や地形等など立地に

よっても大きく異なります。

土地選びの際にも、この点を頭に入れておくべきかもしれ

ません。

自然災害は、地震に限らず、火事や風・水害、台風等など

人間の力で防ぎきれないことに襲われる場合もあります。

家づくりの際には、これらの対策法についても十分に考慮

しましょう。