社長ブログ

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築30年を超える戸建て住宅、新築それともリフォーム(続5)

今回は、3階建てのメリット・デメリットについて

解説します。

●メリット

限られた予算のなかで、土地から家を建てる場合、

狭い土地面積でも3階建て住宅を建てられる場所で

あれば、3階建てにすることでより広い延床面積が

得られます。

また、店舗併用住宅にするなど、建物の使い方に

よっては、各階をそれぞれ独立した使い方ができる

ことも3階建て住宅のメリットのひとつです。

店舗併用住宅の場合は、2階・3階をプライベート

空間にしつつ店舗面積とのバランスをとる、という

考え方もあります。

●デメリット

3階建て住宅の最大のデメリットは、「生活動線が

複雑になってしまう」ことです。

敷地の広さによって変わりますが、たとえば1階に

インナーガレージ・浴室・洗面所・トイレ、2階に

リビングとキッチン、3階を居室と寝室にした場合、

1階で洗濯して2階か3階のバルコニーで洗濯物を

干したり、日々の買い物や重い荷物を毎回のように

2階・3階に運ばなければならないなど平屋と比較

すると縦の生活動線が増えてしまうことで、階段の

上り下りだけでたいへんな生活になってしまいます。

また、日中3階で過ごす場合、夏場は上の階に暑さ

が籠りがちのため快適に過ごすにはエアコンが必須

です。

※3階建て住宅は、事前に法的な制限をしっかりと

調査しておかないと、「建ぺい率」「容積率」

「道路斜線」「北側斜線」「防火制限」など法的な

制限によって希望する間取りを確保できない場合が

ありますので早めに専門家に相談して事前に法的な

規制を確認し、夢が叶うかどうか検討しましょう。

※3階建てでは、構造においても配慮が必要です。

2階建てと比べ、3階建ては1階分の建物重量が

増えてしまうわけですから、それらの重さを支える

構造躯体や強固な地盤は必須です。

併せて建物が高くなるわけですから、その分地震や

強風で揺れやすくなります。法律的にも木造住宅の

2階建て以下では必要ない「構造計算」が義務づけ

られています。

次回は、3階建てを検討しなければならないケース、

そして3階建てを検討するときのポイントについて

解説します。ご期待ください。

築30年を超える戸建て住宅、新築それともリフォーム(続4)

今回は、築30年を超える住宅をリフォームする際の

ポイントをお伝えします。

●防災面

築30年を超える住宅では、防災対策、特に耐震性の

確認が最優先ポイント。建物の構造に関わる基礎や

土台、柱や梁などは、外から見ただけでは判断でき

ない場合がほとんどです。特に、シロアリの食害が

進んでいたり、土台や長年の結露の影響で窓枠下が

部分的に腐朽していた、ということも。

構造・防水に関わる部分は素人判断では危険なので、

専門家に診断してもらうのが良いでしょう。

また、多くの市区町村では1981年(昭和56年)以前の

旧耐震基準で建てられた住宅に対して、耐震診断に

関する補助制度を実施しています。

その結果、「耐震補強の必要あり」となった時には、

耐震リフォーム費の一部を補助してくれる市区町村

もあります。

併せて現在かけている火災保険についても築年数の

経過と共に、 評価額が大幅に下がっていることから、

火災保険契約の見直しを検討しましょう。

●断熱性、気密性

昔の建物、特に木造戸建てにおいては、築30年以上

経過すると自然災害などの影響により大きな被害に

つながることもあります。

また、建てた当時は、住宅の断熱性能を気に掛ける

方が少なかったため、適切な断熱材の施工がされて

おらず、夏暑く冬寒く高額の冷暖房費がかかります。

断熱性能・気密性能を向上させるには、ある程度の

費用は必要ですが、生活の快適度が上がり、年間の

光熱費も削減できます。

●配管・配線

上下水道の配管も年月の経過と共に劣化しますので、

放置しておくと水漏れを起こし建物の寿命を縮める

ことになりますのでリフォーム時に交換することを

おすすめします。

電気配線も同様です。意外に知られていませんが、

屋内電気配線には寿命があり、何らかのきっかけで

漏電から火災が発生する可能性があります。

ですから、リフォーム時には忘れずに配線を新しく

すると共に、安全性を必ず確かめましょう。

 

次回は、需要が増えている【3階建て】を新築する

場合のメリット・デメリット・注意すべきポイント

について解説いたします。ご期待ください。

築30年を超える戸建て住宅、新築それともリフォーム(続3)

前回に引き続き、築30年を超える住宅をリフォームするか

建て替えするか? の判断基準について解説します。

今回は「建て替え」について。

● 建て替えたほうがよい場合

①その家を終の棲家とし、かつその家を承継するものが

はっきりしている➡ この場合は安心して建て替えを

検討することができます。親子で資金を出し合い共有

名義にするなど、法に定められた所定の条件を満たす

ことで、大きな節税効果も期待できます。

②老後資産などもしっかり計算した上で、資金に余裕が

ある➡ いずれ訪れる健康寿命の到来と共に、要介護

状態になってしまう可能性は、誰しもが抱えています。

そのときに備え当面の間、生活に困らない程度の資金

などをしっかり計算し、余裕があるときは建て替えを

検討する価値があります。

③既存建物の確認申請が昭和56年(1981年)6月1日以前に

出されたもので耐震改修に多額の費用がかかるという

ことがはっきりしている。あわせて、現在の住まいに

ついての不満が構造、断熱、間取り、設備など、ほぼ

すべてに及んでいる➡ 耐震改修工事で多額の費用が

かかる可能性が見込める場合、他にいくつもの住まい

への不満を抱えており、解消にかかるお金の兼ね合い

からその場で我慢したととしても、いずれ直すことに

なってしまうことが多いようです。多くの不満を解消

するにはリフォームより建て替えのほうが結果として

は安上がりに済んでしまう場合が多いようです。

④地盤が弱く、家が傾いている➡ ジャッキアップして

床を水平にする工事もできますが、程度によっては、

数百万円のコストがかかります。

古屋を解体してから、しっかり地盤改良工事を行ない、

基礎から作り直すことで軟弱な地盤だとしても地震に

強い建物に建て替えることができます。

⑤建物の土台や柱、梁など構造部分が傷んでいる➡

見た目がしっかりしていたとしても、広範囲で腐食し

ていたり、白蟻被害があると、補修しても長持ちする

構造にはなりません。

建て替えかリフォームか? その見極めは素人では判断が

難しいので、専門家に現地調査を依頼することをお勧めし

ます。

次回は、築30年を超える住宅をリフォームするポイントを

お伝えします。

築30年を超える戸建て住宅、新築それともリフォーム?(続2)

前回に続き、築30年を超える住宅のリフォームか建て替えの

判断基準についてお話ししましょう。

今回は、リフォームしたほうが良い場合について解説します。

一定費用をかければ、リフォームでも新築に近いレベルまで

近づけることは可能です。ただし、場合によって費用が高く

なり「それなら建て替えたほうがよかった」ということにも

なりかねません。

では、その判断基準を解説します。

● 後を継ぐ子が既に自宅を持っている。又は不動産を相続

する者がいないため終の棲家となるか、はっきりと決まって

いない。 ➡できるだけコスト をかけないほうが賢明です。

● 将来、売却・賃貸、あるいは二世帯住宅となる可能性が

ある。➡土地・建物で十分な利益(売却益・家賃収入)を得る

見込みがない時は、無理して新築に建て替える必要はありま

せん。原状回復+最低限 の安全・快適性確保を優先しても

やむを得ません。

● ライフプランを考えた時、予算を低額に抑えたい場合。

➡健康寿命から現在の年齢を引いた年数が15年以下で、将来、

土地や建物を売却し、サービス付 高齢者施設などへの入居を

検討する可能性がある場合は、原状回復+最低限の安全・

快適性確保を優先して計画を立てるとよいでしょう。

健康寿命=日常的・継続的な医療・介護に依存しないで、

自分自身で生命維持をし、自立した生活ができる生存期間

● 1981年6月1日以降に確認申請した建物(新耐震基準)で、

現在の住まいについての不満が部分的な場合。➡現時点で

国認定の最低限の耐震基準は満たしています。

静岡県建築基準条例など、法が定める耐震強度の1.2倍を

求める自治体独自の基準を義務化している都道府県にお住

まいの場合は除きます。

又、住まいに対する不満が部分的であれば、間取り変更を

伴わない水廻りや、給湯器・照明器具・水栓金物の交換、

クロスやカーペットの張り替えなど、 小規模な修繕で十分

満足できる住まいになる可能性があります。

上記、4点がリフォームを選択する判断基準となります。

もう一つの例として、お子様たちが独立して空室が増えて

しまった住まいについては、「減築リフォーム」という

選択肢もあります。

足腰が弱って空室となった2階へ上がるのが大変な場合は

もちろん、その2階をお掃除することや、定期的な修繕と

メンテナンスが必要となります。2階部分を減築して建物

全体の大きさを小さくすることで、メンテナンスにかかる

費用を節約できるというメリットもあります。

いずれにしろ老後も含み、よく検討されることが必要です。

次回は、「建て替え」の判断基準について解説いたします。

築30年を超える戸建て住宅、新築それともリフォーム?(続1)

前回は、築30年超えの住宅をリフォームするメリットに

ついてお話しましたので、今回は、デメリットについて

お話します。

● 改修費用が嵩んでしまう可能性

建物の土台や柱、梁等構造に関わる部分が傷んでいると

リノベーションが無駄になってしまう可能性もあります。

大規模な工事を行うとそれだけ費用が嵩んでしまうため、

建て替えの方が安上がりという可能性もあり得ます。

● 構造が大丈夫でも住宅設備や内外装等の改修工事が

必要になる中古住宅では、旧式の住宅設備が設置されて

いる場合が多いことから、例え住宅ローンの審査が通っ

たとしても住宅設備(キッチン・バス・トイレ・洗面台・

給湯器・照明等)をはじめ、内装(室内床・壁・天井)・

外装(屋根・外壁・窓・玄関等)をリフォームすることも

含めた資金計画を検討する必要があります。

● 住宅ローン審査が厳しい

中古住宅を購入してリフォームする場合、新築より住宅

ローン審査が厳しくなります。

木造住宅では、築15年で80%、20年で90%を審査時点の

時価 (再建築費用)から差し引いたものが「価値」として

計算されるのが一般的です。

この建物価値が低ければ低いほど審査が厳密になります。

併せて、土地の担保評価が厳しいと、よりローン審査が

厳しくなります。

従って中古住宅の購入にあたっては、新築以上に柔軟な

資金計画が必要となってきます。

厳しい審査ゆえに希望する額の満額を借り入れできない

可能性を捨てきれないことから、自己資金を積み増して

おくなど、準備を念入りに行う必要がありそうです。

築30年を超える戸建住宅には、新築と比較して総費用が

抑えられるという可能性をはじめ想い出や風情を残せる

メリットがある反面、経年劣化に伴う改修や住宅ローン

の審査にかかわる懸念といったデメリットがあります。

次回は、築30年を超える住宅を、リフォームすべきか、

建て替えるべきか?その判断基準、並びにリフォーム

する場合のポイントについて解説します。

築30年を超える戸建て住宅、新築それともリフォーム?

今回から、築30年を超える戸建住宅に住む場合、リフォーム

するべきか、建て替えるべきか?

悩むところですが、そのポイントについて解説いたします。

築30年を超える戸建住宅は、ず~っと住み続けている場合は

もちろんですが、例えば実家を相続したり、築30年を超える

古家つきで不動産を購入したりする場合もあります。

ただ、大震災リスクが高まっている可能性や、昨今の住宅省

エネ機運の高まりもあるなか、手を加えずそのまま住むには

安全性や居住性に不安を感じる方々が大半かと思います。

実家を相続、築年数が古い住宅を購入などで築30年を超える

住宅を手に入れた場合、大規模なリフォームを行なってから

ご入居になる方々が多いようです。

築30年超の家をリフォームして住む場合、新築と比較して

総費用が抑えられる可能性がある以外にも様々なメリットが

あります。

□ 今まで住み慣れた住まいの思い出を残せる

家族の歴史を感じられる住み慣れた住まいの想い出を残す

ことは、リフォームならではできること。

● 風情のある雰囲気を保てる

例えば、100年近く経った古民家でもリフォームはできます。

風情のある建物でも、外観はそのままで、内部をスケルトン

(骨組み)状態にし、内装や住宅設備を最新のものに交換する

こともできます。内装については、昔ながらの雰囲気を留め

ながら使える部分だけそのまま残すという方法もあります。

● 建て替えが難しい立地でもリフォームは可能

築30年以上経過して住みにくくなったものの、建築基準法を

はじめとする法的な問題や道路付け(敷地のどの方角に道路が

接しているか)の問題などから建て替えが難しい立地や物件も

あります。リフォームなら、建て替えることではないので、

新築に準じた快適な住まいになります。

今回は、リフォームのメリットについてお話しました。

次回は、デメリットについてお話します。

温熱環境を重視した家づくり

ここに某社の実施した「住まいの温熱環境の実態と満足度」に

ついての調査結果があります。簡単にまとめてご紹介します。

『住まいの温熱環境が良ければ家族の気持や身体にいい影響を

与えると思う』と答えた方が68.2%。 特に女性では76.9%と

高い比率になります。

この他に、女性の比率が高かった回答は、以下のようなものが

あります。

『温熱環境が良くなると行動量が増えると思う』

『冬、暖かい住まいは、家全体を有効に使える』

『住まいの温熱環境は重要だ』

また、この調査では、とても残念な結果も述べられています。

築年数が古いほど温熱環境満足度が低く、不満度も高いことは

容易に予測できます。 しかし、築10年以内に建築した方でも

温熱環境のいい家にできなかった理由が報告されておりました。

理由としては『温熱環境のいい家について知らなかったから』

『重視しなかったから』が、それぞれ30%を超えています。

裏を返せば、家づくり全般の優先順位において最も優先すべき

ことは建築予算ではありますが、温熱環境においても間取りや

住宅設備と同様に高い優先順位で配慮すべき内容であることは

間違いないのです。

温熱環境の改善は目で見たり手で触れたりして感じられるもの

ではありません。冬暖かく夏涼しいという、ある意味当たり前

のことではありますが、その当たり前のことを成すためには、

住み手はもちろん、家を建てる住宅会社も、それなりの知識が

必要ということです。

建築業界では、残念なことに未だに温熱環境への理解が乏しい

担当者(営業・設計・工務)がいますので、これから家を建てる

方は必ずしも温熱環境への理解に優れた担当者に巡り会う保証

はありません。

だからこそ、良い担当に巡り会うためには、自身で学ぶことは

もちろん、その時々で判断が必要な局面をサポートする立場の

者が必要なのです。

住まいのストレスについて

住まい手の住環境への満足度とストレス・健康感の関連を分析

したものがあります。 結果は「住まいのストレス」は、他の

ストレスと比較して長い間解消できないとお考えの方々は多い

ということが判明しました。

主な住まいのストレスとして考えられることは、「収納」や

「家事動線」はもちろんですが、普段、家事には携わらないと

考えられる子どもでも「日当たり」、「風通し」、そして

「温熱環境(夏・冬)」を重要視するようです。

特に子どもたちは、「収納」や「家事動線」といった大人の

事情の優先度が高い保護者と比べ室内温度を体感しやすいため、

子どものほうが保護者よりも、室内の「温熱環境(夏・冬)」を

重要視している調査結果があります。

一方、子育て期の親子では、「バリアフリー」「音環境」に

ついてはさほど重要な問題として捉えられていないようです。

併せて重視すべきことは良好な地域コミュニティ環境ですが、

地域コミュニティ環境と住まいの環境はそれぞれ密接な関係が

あります。地域コミュニティの施設整備、野外自然、利便性、

社会的環境により、地域への満足感が変わります。

地域への満足度が高くなればなるほど、特に子育て中の方に

とっては住まい環境への満足度も高まるようです。

スペックだけに拘った住宅性能の改善だけではなく屋外環境

や地域コミュニティの状態も把握し、その結果に基き環境を

改善していくことは、結果として長い間快適に過ごせること

に間違いなさそうです。

キッチンの高さと腰痛との関連?

今回は、キッチンの高さと腰痛との関連について。

住まいの満足感は、日々の家事が楽しいと高まるようです。

慢性腰痛を経験したことがある女性を対象に、居住環境・

家事といった生活行動が、慢性腰痛・ストレス等に与える

影響を調査した論文が公開されています。

この論文を要約すると、

①満足度が高い住まいになると『家事の楽しみ』が増える

ことから、『ストレス・疲労感』が減って『慢性腰痛』

が減少するようです。

②運動習慣がない方にとって、家事を長く楽しめる住まい

が腰痛を減少させる可能性があります。

③高齢期には家事を楽しめる住まいが、ストレス・疲労感

や慢性腰痛を軽減する効果が期待できるようです。

④キッチンの高さ感が適切な場合において、家事の時間が

長くても慢性腰痛がわずかに減るようです。

つまり、住まいのストレス・疲労感は慢性腰痛への影響が

大きく、多くの時間を過ごすキッチンの高さを、適切に整

えることで、長い家事時間でも腰痛が軽減される、という

ことです。

適切なキッチンを設えることは健康の関連において重要な

要素といえます。 使いやすいキッチンにするためには、

並行して適切な収納も考える必要があります。

室内の暑さ・寒さが高血圧やヒートショックへの危険性が

高まる要因になっていること。住まいの過度な湿気が結露・

カビの発生を促し、アレルギー疾患を引き起こす可能性を

高めることは、広く知られていることです。

しかし、家事や収納の優先順位を下げて、性能スペックに

偏った住まい選びに拘るのではなく、日々の生活の基本と

なる家事の優先順位も高くした住まい選びが、長期間、

快適に過ごせる住まいになることは間違いないようです。

洗濯物を部屋干しでカビ発生?

今回は、洗濯物の部屋干しで結露・カビ発生リスクが上昇し、

発生が多いほどアレルギー疾患が増加する可能性にについて

お話しします。

洗濯物は、常時換気を行ったとしても、洗濯物からの湿気の

発生量に対して換気量が不足していると推察されています。

また、住宅の築年数が古ければ古いほど戸建住宅と比較して

気密性の高いRC造集合住宅は、結露・カビの発生リスクが

高まります。

新築・リフォームを問わず、内装の仕上げ材に調湿性能を

もつ塗り壁や木質系壁材を使うと、窓・窓際の結露の発生を

抑えることができるかもしれません。ただし、換気が不足し

がちな押入れや家具の裏にカビを発生させる可能性は十分に

考えられます。

併せて、窓やサッシの断熱性能が低いほど、外気によって

窓やサッシが冷やされていきます。つまり、高い室内温度

・低い室内湿度でも窓やサッシへの結露がひどくなります。

洗濯物の部屋干しをはじめ、日々の調理や入浴はもちろん、

水槽や観葉植物からも水蒸気は発生しています。

結露やカビを防ぐためには、洗濯物の室内干しをやめるの

が最善ではありますが、これはやむなく行うものです。

結露やカビを防ぐために、現実にそぐわない生活習慣を変

える努力をするよりも、新築はもちろんリフォームの優先

順位として、適切な換気扇の選定・設置はもちろん、断熱

性能に優れた窓・サッシ、また、地域にあった適切な断熱

仕様を施すことがより現実的な結露・カビ対策であること

は間違いありません。

住まいの温熱環境を重視した家づくり!

ある研究会から発表された報告書に、興味をそそられる

データが掲載されていました。何の調査かといいますと

「住まいの温熱環境の実態と満足度」についてです。

結果を簡単にまとめてご紹介します。

『住まいの温熱環境が良ければ、家族の気持ちや身体に

いい影響を与えると思う』と答えた方が68.2%。

特に女性では76.9%と高い比率になります。又、女性の

比率が高かった回答は以下のようなものでした。

『温熱環境が良くなると、行動量が増えると思う』

『冬暖かい住まいは、家全体を有効に使える』

『住まいの温熱環境は重要だ』

また、この調査では、とても残念な結果も述べられて

います。築年数が古いほど温熱環境満足度が低いことは

容易に予測できます。しかし10年以内に建築した方でも

温熱環境のいい家にできなかった理由が報告されており

ました。その理由としては、

『温熱環境のいい家について知らなかった』

『重視しなかった』をあげる方が多く、それぞれ30%を

超えています。裏を返せば、家づくり全般の優先順位に

おいて、もっとも優先すべきは建築予算ではありますが、

温熱環境においても間取りやキッチンなどの住宅設備と

同様に高い優先順位で予算配分すべき内容であることは

間違いないのです。温熱環境の改善は、部屋の大きさや

直接手に触れるキッチンなどの設備と違い、目で見たり

手で触れたりして感じられるものではありません。

冬暖かく夏涼しいという、ある意味当たり前のことでは

ありますが、その当たり前のことを実現させるためには、

住み手はもちろん、住宅建築会社も、それなりの知識が

必要ということです。

建築業界では、残念なことに未だに温熱環境への理解が

乏しい担当者(営業・設計・工務)がおります。

したがって、これから家を建てる住まい手は、必ずしも

温熱環境への理解に優れた担当者(営業・設計・工務)に

巡り会う保証はありません。だからこそ、良い担当者に

巡り会うためには自分自身で学ぶことはもちろん、その

時々で判断が必要な局面をサポートする立場の者が必要

なのです。

リフォームか建て替えを検討している方へ

先日、リフォームか建て替えかで悩んでいる方のところに

家屋調査に行ってきました。

主な調査結果は以下の通りです。

築50年の木造2階建て。しっかりメンテナンスがされて

いる家で、一見、そんなには古く見えない家です。しかし、

よく見ると外壁のいたるところにクラックがありました。

内部の間取りを確認すると、昔の家にありがちなのですが、

南面に大きな窓がいくつも並び、いかにも家を支える壁の

面積が足りないように思いました。伴いサッシの開け閉め、

内部ドアの歪みもその原因なのだろうと推察できました。

また、築50年の家なので基礎も無筋でネズミや白蟻など

の被害も見られ、洗面脱衣室以外にもリビングや洋室床の

きしみもありました。

2階に大きなバルコニーを後付けで増設したことが原因で、

1階南面の室内の天井には雨漏りの跡も多数見られました。

調査結果を基に3階建て23坪の新築した場合の一般的な

概算見積り本体価格は、1800万円、水廻り、間取りの

変更を加えリフォームした場合の概算見積り1300万円

をご提案しましたが、最終的な選択はまだです。

では、どこに選択のポイントはあるのでしょうか?

判定ポイントをいくつかを列挙します。

●構造補強に掛かる費用
●現在の住まいの不満点が一部か、全てか
●資金はどのくらいあるのか
●資金を使うことによる今後の生活の見通し
●この家を継承する人はいるのか
●この家に永住する覚悟でいるのか
●将来、増改築や売却などの可能性の有無

当社では、予算はもちろんのこと置かれている環境や家族

の背景、生涯設計についても伺い、きちんと判断した上で

アドバイスをさせていただきます。

千差万別、人それぞれで、例え同一条件だとしても判断は

変わってきます。長い将来を見つめ、信頼できる人と相談

されることをお勧めします。

建築のあれこれ「将来を考えての家づくり(9)」

住宅は、必ずメンテナンスが必要なものです。

外壁・屋根塗装、冷・暖房器、給排水設備等の寿命や

耐久年数は様々です。

日本の住宅は、約25~26年とも言われ、欧米等の

住宅と比べると短命だと考えられています。

それは、何故なのでしょうか?

住宅の質が低いこと、これがまず第一の理由です。

戦後、住宅そのものが足りず質より量を確保する時期

がありました。しかしその後、建築基準法や品確法等

が整備され、徐々に住宅の質は上がってきました。

また、住宅性能表示制度等客観的な評価が付くことで、

中古住宅の流通が少しずつ増えました。

ライフスタイルに合わせ住み替えたり、リフォームを

して家を大事に長持ちさせるという考えが定着すれば、

日本の家も長持ち出来るようになるでしょう。

住宅の使い捨ての時代は終わりました。

個人の経済的事情だけではなく、住宅廃棄物や資源の

問題も含めた環境保全面からも、スクラップ&ビルド

は極力減らすべきではないでしょうか?

建築のあれこれ「将来を考えての家づくり(8)」

今回は、「収納」について考えてみましょう。

収納場所が少ないので片付かず、来客時に恥ずかしい、

皆さんは、こんな思いをしたことありませんか?

収納に関する悩みは尽きませんね。

新築時にあれ程悩んだのに・・・

TVでも以前から収納に関する話題が、よく取りあげ

られていますし、雑誌もよく売れています。

と言うことは、収納に満足している人たちが少ない

と、いうことではないでしょうか?

ダイエット特集となんだか似ていますね。

チャレンジしてはみるものの、途中でギブアップ、

また新たな方法にチャレンジ、これの繰り返しです。

家の中が片付かないのは収納場所が少ないからとか、

家が狭いからとか自分に都合のいい様に言い訳して

いませんか? 収納名人と呼ばれる人のマネをした

ところで、そのテクニックの基本が、ちゃんと身に

つかなければ、あっという間に元通り・・・

家事や仕事に追われている私達が、見よう見まねで

収納名人のテクニックを簡単にマネできるものでは

ないんですよね。

TVや雑誌の情報に振り回されて、「安価な棚」や

「つっぱり棒」など沢山買い込んでも、上手くいか

ないと悩む前に、より快適でノーストレスな生活が

送れるように、あなた達家族だけの家づくりを考え

ましょう。

建築のあれこれ「将来を考えての家づくり(7)」

今回は、「照明」についての話です。

最近は、白熱灯に代わりLED照明が登場してきました。

LED照明は、少々高額ですが、これからの照明器具と

してはお勧めです。

次に考えてほしいのが照明の位置です。

先ず、真上からの照明はほとんどありません。

そして、立った目線・座った目線位置にもありません。

それ以外に照明が有るので、直接目に当らずに居心地が

良いんです。

ですから、照明の取り付け位置も大事なので良く考えて

下さいね。

照明は太陽や月の代わりです。太陽は、朝、東の空から

昇り、夕方、西の空に沈んでいきます。

一番高くなる夏至の正午、それでも真上にはきません。

だから、真上からの照明は不自然なわけです。

また、真上から照らすと光が均一になり、明暗の変化が

なく奥行き感が出ません。 明るい所、暗い所があること

で空間に変化を持たせることができるので、斜め上・下、

横あるいは足元に照明を取り付けると、より自然に近い

明かりになります。

参考にして下さいね。

建築のあれこれ「将来を考えての家づくり(6)」

今回は、一見無駄に思える遊びの空間の必要性について

考えてみましょう。

昔の家には「遊びの空間」がありました。

廊下を走ったりして両親に叱られた記憶はないですか?

また、屋根裏、縁の下、納戸が隠れ場だったり・・・

子どもなりに工夫して、いろいろな場所を遊び場にして

いたんです。

それに比べて今の家は?

限られた予算、限られた広さの中では、そういう遊びの

空間が後まわしになってしまいました。

「いかにたくさん部屋を造るか?」

「いかに収納スペースを確保するか?」

どうしてもそれらが優先され、子どもの遊ぶ場所が削ら

れてしまいます。

遊びの空間は無駄なように思われがちですが、子どもの

成長にとって非常に重要で、それは大人も同じだと思い

ます。

一見無駄な空間。例えば、床の間とか廊下や縁側など。

これらは、やはり精神的なゆとりを育む場所ではありま

せんか?

なんのために家を建てるのか?よく考えてみて下さい。

「家を建てること」が目的ではないですよね?

「健康で、家族が揃って楽しい生活する」

そのために、家を建てるんじゃないですか?

それを考えた家づくりをしてください。

家そのものに焦点を当てると、きっと後悔することに

なりますのでご注意を!!

建築のあれこれ「将来を考えての家づくり(5)」

子供部屋は必要でしょうか?

では、子供部屋を作る際、何か基準はありますか?

例えば
・子供を早く自立させたい。
・心根のやさしい子になって欲しい。
・誰にでも好かれる子になって欲しい。・・・

皆さんそれぞれ考え方は違うと思いますが、先ずは

明るくて暖かい位置を選びます。何故でしょうか?

過保護に育てたいのでしょうか?

親の言う事を、何でもハイハイ返事だけの良い子に

したいのでしょうか?

別に、子ども部屋でなくてもいいと思うんですが、

普通、親は子どもにたくさん勉強をして欲しいので、

快適な環境を与えたいのだと思います。

しかし、人間って怠惰ですから、つい楽な方を選択

しますよね。実際、勉強は親が見ているとしますが、

見てないとやっぱりしないものです。特に低学年の

うちはそうですね。

皆さんの中でも、お母さんが食事の支度をしてる時、

台所のテーブル等で宿題をした経験はありませんでし

たか?

ですから、子ども部屋が本当に必要なのかどうかは、

お子さんを含めてみんなで良く相談し、それぞれの

家庭に見合った子供部屋を造って欲しいと思います。

建築のあれこれ「将来を考えての家づくり(4)」

前回に引き続き、家づくりに際し大事なこと。

いろいろな情報を取り入れてないと後悔することにも

なりかねませんが最後にもう1つ、誰に相談するか?

も重要です。

初めて家を建てるのですから、誰かに相談しますよね。

一番ポピュラーなのがハウスメーカーの営業マン。

この人たちは、親切丁寧に相談に応じてくれます。

もちろん目的があるからですが、自社商品を薦められ、

そのハウスメーカーの家を選択せざるを得なくなると

いうことです。残念ながら他の選択肢はないんですね。

そのハウスメーカーの家が本当に気に入ったのならば

問題は無いのですが、納得のいかない場合は自分たち

の計画希望を何より親身になって考えてくれる工務店

や建築会社をお勧めします。

それこそが本当の注文住宅だからです。

もしハウスメーカーで、とお考えでしたら営業マンに、

「この家の問題点をあげるとしたらどこですか?」と

いう質問をしてみてください。

そこでもし、「問題は全くありません!!」、なんて

答えたなら、少し考えた方が良いかもしれませんね。

正直、そんな家はまずありませんから・・・

どんなに優れた人が、どんなに良い材料を使って建て

たとしても、残念ながら問題点は必ずあります。

だから、それを隠さず正直に言う人に是非巡り合って

ください。

これをお読みいただいている皆さん、是非とも家族が

安全に幸せな生活を送れる家を建ててくださいね。

住まいに関するご相談は、いつでもお受けしますので、

お気軽にお声掛けください。

建築のあれこれ「将来を考えての家づくり(3)」

前回に引き続き、将来を考えての家づくりの話です。

ところで、家づくりの情報ですがこれには知りたい

情報と、知っておかなければいけない情報、更には

知る必要の無い情報もあるんです。

今の時代、いろいろな情報が入ってきます。けれど、

知らなければいけない情報はなかなか入ってきません。

前回の復習のようになりますが、単に家を建てること

だけを目的にしなければ、正しい情報を得ることが

できます。

健康で、家族が揃って楽しい生活するという目的。

そのために家を建ててください。

例えば、いい子に育てるためには?

夫婦が仲良く一生暮らしていくためには?

ご近所と仲良く付き合うには?

これらを解決するための情報を取り入れてないと後悔

することにもなりかねません。

最後にもう1つ、誰に相談するか?もとても重要です。

これに関しては、次回あらためてお話します。

建築のあれこれ「将来を考えての家づくり(2)」

新築を考える際にはいろいろと考えますが、結局は

子供中心?の家づくりになっているのです。

なぜだと思いますか?

その一番の原因は、住宅展示場ではないかと思うん

です。

家づくりを考えている人は一度は住宅展示場に足を

運んでいるのではないでしょうか。

その住宅展示場の間取りはどうなってますか?

子供達の部屋はだいたい日当たりの良い東南の角に

あるのが多いのです。

ですから、「子供部屋はこの辺りなんだ」と勝手に

思い込まされてしまうんです。

子どもの教育方針なんて全く考えられていません。

広告、住宅雑誌の間取りプランでもそうです。

だから、自分たちで間取りを考えると、つい東南に

子ども部屋を作ってしまうんです。

如何ですか。

いろいろお伝えしてきましたが、ここで家づくりに

関し、一度まとめてみましょう。

1.使う建材はよく吟味する(自然素材)
2.子供ではなく、家族中心の間取りにする。
3.ポリシーを持って子供部屋を作る。
4.夫婦の寝室を快適な空間にする。
5.バス、洗面、トイレは寝室に隣接させる。

異論も有るでしょうが、家づくりに際しての大切な

要素ではないでしょうか。

私達は、これからもご家族が安心して快適な生活を

送れるような家づくりをご提案していきます。

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